学生から龍の伝説にまつわる話を聞きながら出土品を“鑑定”する小学生=8月31日、福井県坂井市丸岡町山口

 福井県坂井市竹田地区の地域活性化プロジェクト「竹田Tキャンプ」に参加する学生と、自然体験活動に取り組む同市内の「SAKAIわんぱく少年団」の児童が8月31日、同地区で交流した。地元の伝説にちなんだイメージづくりなど、学生が取り組むプロジェクトの一部を共同で実施し、同地区の魅力を体感した。

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 市内小学5、6年生の団員31人が4グループに分かれて活動。龍がいたとされる伝説について調べる「ゆめみ事」や竹田のイノシシを使って「猪ラーメン」を作る「じびえ事」などに挑戦した。

 「ゆめみ事」は、伝説を基に同地区を「龍のまち」としてブランディングするプロジェクト。団員は学生が準備した龍の痕跡を調べたり、地区の住宅からの出土品を“鑑定”したりして、龍と地区、住民に関する仮説を立てた。同市木部小学校6年の女子児童は、出土品の木製の笛を手に取り、「龍を呼ぶために使っていたものかもしれない」などと、想像を膨らませていた。

 「ゆめみ事」では最終的に住民の話などを基にした、龍にまつわる「かもしれない展」を開催予定。リーダーの山中菜月さん(21)=京都精華大学3年=は「小学生の自由な発想をぜひ取り入れて面白いものにしたい」と話していた。

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 竹田Tキャンプは、福井新聞社と福井銀行、レディーフォーによるクラウドファンディングサービス「ミラカナ」で活動資金を募集している。目標は50万円で、支援の締め切りは9月17日。

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