山積みとなった落とし物の詰まった段ボール=10月23日、福井県警福井南署

 福井県警は10月23日、福井しあわせ元気国体と福井しあわせ元気大会(全国障害者スポーツ大会=障スポ)会場での落とし物件数をまとめた。タオルや傘、座布団が多く、警察署への拾得届は約700件に上った。県警会計課は「3カ月間は警察署で保管される。落とした人は警察署や県警ホームページで早めに確認を」と呼び掛けている。

 同課によると、国体577件、障スポ118件で計695件あった。身の回り品が大半を占め、タオル119点、傘77点、座布団51点、衣類38点、帽子35点の順に多かった。貴重品は少なく、現金は35件で計15万5295円。

 メイン会場の福井運動公園(福井市)を管轄する福井南署への拾得届が557件と8割を占めた。福井署52件、小浜署48件、あわら署20件、越前署15件と続いた。

 3カ月たっても落とし主が判明しない場合、拾った人のものとなるか、県が処分する。会計課の永田浩之次席は「落とし物の確認は警察署が電話でも受け付けている。必ず確認してほしい」と話している。

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