あん馬の動きを確認しながら練習に取り組む内村航平=福井県福井市の福井県営体育館

 体操の全日本シニア・マスターズ選手権(福井新聞社後援)が8月30日、福井県福井市の福井県営体育館で開幕する。9月1日まで、シニア(1部)とマスターズ(2部)を繰り広げる。8月28日には事前練習が同体育館で行われた。内村航平(リンガーハット)ら出場選手が器具や動きの確認に取り組んだ。

 30日に行われる1部は東京五輪の第1次選考会も兼ね、男女約130人のトップ選手たちが団体、個人戦で競う。2部は31、1日にあり、約330人が出場する。

 大会は世界選手権代表を逃した内村や、村上茉愛(日体クラブ)の復活を期す大会としても注目される。男子は谷川航(セントラルスポーツ)や萱和磨(同)、神本雄也(コナミスポーツ)、女子は畠田瞳(セントラルスポーツ)、松村朱里(ジム・ネット教室)といった、いずれも世界選手権代表も集い、ハイレベルな演技が繰り広げられる。

 この日の練習では、内村は正午前に会場入り。入念にストレッチをした後、各種目で器具の感触や演技の動きを確認していた。

 1部に出場する福井県勢も練習。全国高校総体女子個人総合4位の宗万凜(鯖江高校)は「持てる力を出せればトップ選手とも戦える」と気合十分だった。

 昨年の福井国体天皇杯(男女総合優勝)、皇后杯(女子総合優勝)の獲得記念大会として県内では4年ぶりに開催される。1部はチケットが必要で当日券は大人2千円、小中高生千円。30日午前7時から会場で販売する。

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